まずファスナーを一番下まで確実に下ろします。その後、履き口の芯に当たるまで、ブーツの筒を外側に広げます。

履き口を広げて、つま先から突っ込むような感じで足を入れていきます（かかとの芯を踏まないよう、ご注意ください）。

手でブーツをしっかりと支えながら、かかとは最後に踏み込んでストンと落とします。

足が入ったら、片方の手で、ブーツの筒の両端を筒を閉じるようなイメージで引き寄せます（足首とふくらはぎの中間くらいの位置）。この時、ファスナーガードが折れ曲がらないように、人差し指で押さえます。

ブーツの筒を押さえている手で、ふくらはぎをブーツの中に強く押し込みながら、もう片方の手でファスナーを上げていきます。ファスナーはふくらはぎのふくらみの傾斜が大きくなるところまで上げます。

ファスナーを途中まで上げたら、ふくらはぎ部分を包むブーツの筒の端を両手で持ち直して、引き上げるようにしながらファスナー同士を引き寄せます。

筒の両端をしっかりと引き寄せながら、そのままファスナーを上げていきます。前にシームのあるタイプは、引き寄せる際、シーム位置を調節しつつ寄せるときれいに履けます。

最後に履き口の部分を引っ張りながら押さえて、その手でふくらはぎを強く押し込みながら、徐々にファスナーを上げていくと…

きれいブーツが履けました！
履き始めの頃は少々締め付けられる感覚がありますが、天然皮革のため、履くほどに革に馴染みが出て、ファスナーがスムーズに上がるようになります。